こんにちは。すたナツです。
この記事では、自転車用フロントチャイルドシート(後付けタイプ)を実際に1年半使用した感想や注意点などをお伝えします。
子供が乳児から幼児に成長してくると、抱っこ紐やベビーカーでの移動がだんだん大変になってきますよね。行動範囲も限られてしまうし・・。
この際、自転車用チャイルドシートを検討してみてはいかがでしょうか?
我が家もずっとベビーカーでの移動でしたが、子供が1歳1か月の時にフロントチャイルドシートデビューを果たしました!実際に購入したのは、手持ちの自転車に後から取り付けるタイプです。今回はその自転車用フロントチャイルドシートを使ってみたレビューや注意点などを紹介していきます。
自転車用フロントチャイルドシートを使用するメリット・デメリット
後付けタイプのフロントチャイルドシートは、手持ちの自転車の前ハンドルに直接取り付けることになります。使用する際のメリット、デメリットは以下の通りです。
移動がとても楽になる一方で、チャイルドシート取り付け前よりも、ハンドル操作が少し難しくなります。十分に気を付けて走行する必要がありますね。
チャイルドシートを取り付ける際の注意点
次に、チャイルドシートを取り付ける際の注意点などをご紹介します。
適用年齢は?
フロントチャイルドシートは何歳から使用することができるのでしょうか?
以下のようになっています。
始めから後ろ乗せタイプにしてもかまわないのですが、個人的には子供が小さい間は、寝てしまって体がずり落ちそうになったときや暴れたとき、その他何かあったときに即座に対応できるよう、目の届く前乗せにする方が安心かなと思います。
我が家では、子供が1歳1か月から2歳8か月まで前乗せタイプを使用しました。実際に前乗せしていたおかげで、走行途中に子供の靴が片方脱げかけているのを発見して、すぐさま自転車を止めて対応することができました♪
ただ、子供の体が大きくなってくるとチャイルドシートへの乗せ下ろしがとっても大変になってくるんです。。
うちも、2歳後半頃に何度か自転車から下ろそうとした際に、ハンドルに足が引っかかって転倒しそうになったことがあります・・!適用年齢は4歳までですが、そこまで乗せ続けるのはちょっとしんどいかなという印象。
なので、体が小さいうちは前乗せ、大きくなってからは後ろ乗せに変更すると考えておくのが良いかもしれません。
適応車種は?
フロントチャイルドシートは、すべての自転車に取り付けられる訳ではありません。適応しない自転車に取り付けると、安全性が損なわれ非常に危険です。
適応車種は24~27インチのシティサイクル(婦人車、軽快車)です。
※折りたたみ自転車、スポーツサイクルなどには取り付けできません。
大人が乗るのであれば、一般的に26か27インチのどちらかになると思います。うちは26インチのシティサイクルを使用しています。
ハンドルの形状にも注意!
ハンドルの形状によっては取り付けられないこともあるので注意が必要です。一般的なシティサイクルのハンドル(画像参照)に使用できます。ハンドルポスト径は22.2mmのものになります。
※下図のT字型のハンドル、カマキリハンドルなど特殊ハンドルには取り付けできないのでご注意ください。
ハンドルロック
子供を乗せ下ろしする際に、ハンドルがぐらついて自転車が転倒しないようにハンドルロック機能を使用しても良いでしょう。ハンドルロックとは、ハンドルを固定して左右にぐらっと傾かないようにするものです。
とは言え、我が家はハンドルロック機能は使いませんでした。というのも、ハンドルロックが解除されず事故を起こすケースもあるというのを見たからです。実際にハンドルロックなしで使用していても、ハンドルがぐらついて危ないという経験は特になかったです。ただし、これはあくまでも個人の判断ですのでご了承ください。
ちなみに、転倒防止のために前かごに荷物を載せるときは先に荷物を載せて、その後に子供を乗せるようにしましょう。反対に下ろすときは子供を降ろしてから荷物を下ろしましょう。
必ず両立スタンドのものを
スタンドは、必ず両立スタンドを装着した自転車に限ります。片足スタンドのものには取り付け不可です!バランスを崩して事故や怪我に繋がる恐れがあるため、絶対に使用しないで下さい。
さらに安定性を追求するなら、ワイドタイプのスタンドに交換するのもおすすめですよ。
その他
その他注意すべき点です。
我が家で実際に購入したもの
我が家で実際に購入したのは、OGKの「FBC-015DX」です。色はカフェ・茶にしました。
こちらは、ずり落ち防止のために5点式シートベルトが採用されています。子供の体をしっかりホールドしてくれ、居眠りしても体が放り出されない設計になっています。
また、側頭部まで守ってくれるワイドヘッドレストが付いているので、万が一転倒しても頭をガードしてくれます。子供の安全を考えたうえでこれがいいかなぁと思い選びました。
とはいえ、必ずヘルメットは着用しましょう!
使用した感想
OGKの「FBC-015DX」を使用した感想です。
取り付けは?
自転車への装着は専門店などでやってもらわずに、自分たちで取り付けました。説明書を見ながら30分ほどで出来ました!
漕いでみて・・
がに股になる?ならない?
まず多くの人が気になるのは、「チャイルドシートを着けて漕ぐとがに股になるのでは?」ということではないでしょうか?これは実際に使用してみた私が正直に言います。がに股にはなります!!!というか、がに股で漕がざるを得ないというのが正解ですかね・・。
というのも、チャイルドシート装着前と同じように(私の場合は若干内股気味)で漕ぐと膝がチャイルドシートにガンガン当たってしまうんですね。当たらないようにがに股気味で漕がないと痛くて痛くて。。慣れないうちは膝に青あざがいくつもできました。。身長155cmの私がそうなので、もう少し身長のある方はより当たりやすいかも。
対策としては、ハンドル位置は高めにサドルは低めに設定すると少しマシかもしれません。
でも、慣れるとがに股だろうが何だろうが案外気にならなくなってきますよ(^^)
ハンドル操作は?
ハンドル操作も慣れるまでは普通の状態よりもふらつきがあり、腕に力を入れながら漕いでいた覚えがあります。当初は漕ぎだしが結構ふらふらして怖かったです。。
私が気を付けていたことは
・曲がり角は小回りで曲がると転倒しそうだったので、大回り気味で曲がる。
・車がよく通る狭い道はスピードを落とし、すぐにブレーキをかけられる状態にしておく。危険を感じたら即止まる。
・段差があるところなど、転倒するのではという恐怖感を感じたら自転車から下りて、ゆっくり押して歩く。
・信号待ち時、片足地面、片足ペダルで待機するのはバランスが取りづらいため、両足を地面に着地して待機。
・駐輪場など狭いところでの方向転換は、ハンドルを持ち上げて少しずつ回転移動させる。
などです。とにかく自分以外の人の命を預かっているという緊張感がめちゃくちゃあったので、慎重に操作しました。
視界は?
フロントチャイルドシートは前ハンドルに着けるため、前方の視界が遮られるというイメージがありますが、私はそこまで見辛いということはなかったです。
なんだかんだすべては慣れで何とかなる!
なんだかんだ書きましたが、初めは怖くても慣れれば何とかなります!大丈夫です。
子供の反応
うちの子の場合ですが、初回に乗せた時から全く怖がることも嫌がることもなかったです。むしろ楽しそう!ベビーカーよりも視界が広いし、スピード感が感じられて良かったのかも?
明確な表情はこちらからはわからないけれど、走行中に自分が気になったものを指さしで教えてくれたり。おしゃべりもたくさんしてくれました♪
快適度合は?
これまでのベビーカー生活と比べるとめちゃくちゃ快適になりました!
ちょっとした遠出も可能になり、行動範囲も広がって子供も大喜び!親の方も体力温存できるので、すごく助かります(笑)
自転車様様!本当に購入して良かったなと思います(^^)
困ったこと
とっても快適ではあるのですが、使用していて困った点もいくつかありました。
シートベルトがすぐねじれる。。
シートベルトがねじれやすいので、装着時に毎回ねじれを直さないといけないのが少し面倒でした・・。
子供が着ている服の厚みによってシートベルトの長さ調整が必要。
薄着の夏場はきつめに。厚着の冬場はゆるめに調整。冬場でも着る上着によってベルトがきつかったりゆるかったりするので、ずり落ちないか確認が必要です。ワンランク上の巻き取り式のシートベルトだったら必要ないのかも?
電動自転車のように坂道もスイスイというわけではない。
うちはそこまで坂が多い地域でないのですが、やはり坂道を上がるときは重いので、一旦下りて押しながら歩くようにしています。
まとめ
以上のように、自転車用フロントチャイルドシートを使用した感想やメリットデメリットをお伝えしました。購入を考えられている方の参考になれば幸いです。
私の場合は自転車移動のおかげで、様々な場所に出かけられるようになり、子育てもより一層楽しくなりました。子供も自転車が大好きで、出かけるなら自転車がいい!と訴えてくるほど(笑)これからもたくさん楽しい場所にお出かけできたらなぁと思います。もちろん安全運転で!
最後まで読んで頂きありがとうございました。